産後の猫背
こんなことでお悩みではありませんか?
- イスに座った時に猫背が気になる。
- 猫背が原因で背中がこる。
- 猫背は治らないと言われた。
- 産後、猫背がひどくなっている気がする。
- 猫背で将来が気になる。
なぜ産後に猫背になるのか?原因は6つあります
1.正しい姿勢を知らない
実際に正しい姿勢を「知らない」のがほとんどの産後の女性に共通します。正しい姿勢をするためには3つの条件と1つだけ始める時のルールがあります。これらを知らずに始めると結果的に続かないのです。リボディ魚住では「産後の正しい姿勢」をお伝えします。ここでは3つのポイントの1つをお伝えします。
<正しい姿勢:おへそを出す>
おへそを前に出すことを意識しましょう。そこで大事なことが2つあります。1つ目は「まず1分行うこと」です。最初から100点を目指すより60点くらいの状態を作りましょう。その上で大事なのがこの「まず1分」です。1分できるとどんどん意識も変わってきます。2つ目は「痛くない程度に正す」ことです。痛いのに我慢して姿勢を正すことは逆に負担にしかなりません。また、睡眠時間も7時間までにすることで、骨盤の開きを防ぐ事が出来ます。
2.産後の前屈みの多さ
産後の行動はほとんどが前かがみです。実は背骨などは体が後ろに反ることで安定します。その逆の前に屈むと緩まり不安定になります。抱っこやおむつ替え、洗い物、バギーを押す動作などほとんどが骨盤を緩める動作なのです。下の図は産後に猫背になる人の典型的な姿勢です。
3.腹圧の減少
骨盤が緩むと正常な腹圧(お腹の中の圧力)がかけられなくなります。適度な圧があると筋肉も反応して安定するのでよりキレイな姿勢になりやすくなります。
4.ホルモンの影響
妊娠中はリラキシンというホルモンが骨盤などの骨と骨とのつなぎ目を緩めて出産をスムーズにします。このホルモンは全身に作用するので、全身のつなぎ目が緩まります。結果的に全身を支える支柱である骨盤や背骨も緩んでしまい、妊娠中から猫背は始まります。
5.出産による骨盤の緩み
産後しばらくは、出産時の物理的なダメージが残っているものです。出産にかかる時間、分娩方法などでも骨盤へのダメージの大きさは変わります。このダメージが大きければ、骨盤はより緩んだ状態になります。骨盤が緩むとその上に乗っている背骨もグラグラになります。イメージ的には積み木です。背中を支えるはずの骨盤という土台がもろくなるのが原因です。
6.脇を開けるクセ
抱っこや洗い物など手を使うときに「脇を開けるクセ」の方がいます。「脇が開く」と背中や肩の筋肉の負担が5倍以上になります。例えば「大きく前ならえ」と「小さく前ならえ」の違いがコレです。腕の長さ(リーチ)が短くなると負担も減ります。産後の背中の痛みに関しては「脇を締める」ことを意識してみましょう。
体の中はどうなっているのか?
<筋肉に関して>
産後、背中の痛みを感じる女性の背中の筋肉は炎症を起こしています。表面は少し赤くなっており、毛細血管が切れて血が滲んでいる状態です。皮膚の上からでも表面を触ると患部は少し熱を持っているように感じることもあります。
<骨盤に関して>
骨盤の状態は下の写真1をご覧ください。下の図(産前)の状態は3つの骨がしっかりと引っ付いているんですが、上の図(産後)では赤のラインのように隙間ができています。これが産後、骨盤が緩んだ状態です。
<写真1>
自宅でできる産後の猫背解決法
1、骨盤矯正をして骨盤の緩みを整える。
やはり骨盤が緩んでいては猫背になりやすいものです。骨盤矯正をすることも大事です。骨盤矯正を選ぶポイントですが、痛くない・ボキボキしない骨盤矯正を選んでください。
2、育児中の座り方を整える。
今後も使える正しい知識として「正しい姿勢」を知ってもらいます。特に授乳の方法と食事中やソファでの姿勢を見直します。地べたが多くなるなどマイナス要素が多い普段の生活での何気ない動作でも気を付けると改善されます。また、睡眠時間も7時間までにすることで、骨盤の開きを防ぐ事が出来ます。
3、運動をする。
産後は特にバギーを使って散歩(ウォーキング)をしましょう。もちろん歩くスピードや歩幅なども指導します。歩くことで体全体が起き上がるので、姿勢が良くなります。
4、マッサージを受ける
産後の猫背の方にはオススメです。知らず知らずのうちに産後の猫背の人は背中の筋肉が引っ張られて硬くなっています。リボディ魚住での背中のマッサージは筋肉を柔らかくします。ここで注意が1つあります。産後はうつ伏せでのマッサージは禁物です。理由は骨盤が緩まるからです。そこでリボディ魚住ではうつ伏せマッサージをしません。仰向けや横向きでのマッサージを行うことで骨盤が緩まずに背中のマッサージが行えます。
5、睡眠時間を整える。
これは12時までに眠ることを意識しましょう。そうすることで体が回復しやすくなります。その上で注意して欲しいのが睡眠時間も7時間までにすることです。そうすることで骨盤の開きを防ぐ事が出来ます。12時を超えないように寝ることで成長ホルモンという体を回復させるホルモンが使えるので、体の回復が早あります。こうすることで生活のリズムも整いますので、疲れも溜まりにくい体になります。
6、栄養を整える。
育児でバタバタしていると栄養が偏りがちです。まずは全体の栄養バランスを意識することです。何かの栄養を摂り過ぎる食習慣は逆効果です。それが出来たらビタミンCを意識しましょう。野菜でも果物でもサプリでも結構です。1回でたくさんを摂るよりも毎回の食事の中で少しずつ摂るのがベストです。食事の時間に関しては8時、12時、18時などできるだけ「早め・習慣にする」ということを意識してください。産後の猫背対策としてこのような「時間の使い方」も意識しましょう。
7、呼吸を整える。
胸の筋肉と背中の筋肉を使って人間は呼吸をします。そこで背中の筋肉が硬くなっていると呼吸がしづらくなります。しづらい呼吸を力づくでやろうとまた背中の筋肉に負担がかかり、結果として猫背になります。産後の猫背の方はこの「呼吸の悪循環」になっている方が多いようです。ポイントは「吸う」よりも「吐く」ことを意識することです。リボディ魚住では呼吸の練習も骨盤矯正の中で行う場合があります。
リボディ魚住での産後の猫背に対する整体
まずはゆっくり呼吸を整えながら骨盤を整えていきます。
股関節の緩みも一緒に整えていきます。
肩甲骨ストレッチを行い、肩甲骨の動きもよくします。
背骨専用のローラーを当て、骨盤の上にある背骨を整えます。
整えた骨盤をキープするために、ナイーブな産後のからだに負担のかからないテーピングを貼ります。
バキバキならす整体ではなく、手のひらで押さえるだけの優しい整体です。
優しい整体を行うべき理由は、産後の女性の骨盤は便座に座る衝撃で緩んでしまうからです。それと5分以上のうつ伏せは骨盤を緩めます。ですので、横向きで行う優しい骨盤矯正をします。